Posted at 2006.11.30 Thursday | こころ
ちょっとしたイベントの係をやらせていただいてバタバタしていたときのこと、それに参加した異性の友人から返却物のついでに「時間のあるときに見てね。」と
「あの夏〜60年目の恋文」というタイトルが目に飛び込んできたのでちょっと
さて、
翌朝、出勤前のバタバタした中でも気になるので、ちょっとのぞいて見ると、NHKで去る9月16日に放映されたもの。ドラマ(フィクション)なのか、そうでないのか…設定がよく飲み込めないまま、後ろ髪引かれる思いで出勤時間とあいなりました。
帰ると早速、
それは、昭和19年の夏のこと、なんと小学4年生時に教育実習にきた先生に恋心を抱いた少年(私)が、60年もの時を経てふとしたことがきっかけで、70翁となった少年から80おみなとなった先生に手紙を出すことから、文通がはじまります。
先に登場する「私」はなんと実在するご本人その人でした。
当時の思いを打ち明けたり、今の境遇を伝えたり、再会を求めたり。それに対し、よわい(齢)を重ねた先生の再会への「たゆたい」。
それをのり越え、奇しくも教師をめざす先生の孫娘の登場もあって双方の家族たちにも見守られながら、あたたかくも美しく素敵な出会いを重ねていきます。
ノンフィクションで、途中のいわゆる回想シーンはいたし方ありませんが、大部分が当のご本人たちはもとより旧友や現在のご家族までもがドラマのキャストのように自然体で登場するのです。
想像を絶する、アンビリーバブルなプロデュースの手法に驚かされ、
あの時代背景の中の人々の生き様を追体験し、
書簡集から引用された美しい日本語に「魂」清められる思いでした。
こんな出会いが現実にあるものなんですねぇ?!
そして、最後に残った謎解きをしたくなるような感覚。
ネットで調べると、やはり、少年は長じてTV番組プロデューサー映画監督となり、
先生は、歌を詠み日本児童文学やペンクラブ会員としても活躍されたのだとか。
私も10歳の少年となって共にその記憶を辿ると、短い月日にして多大な影響を与えうる感性豊かな先生であったことは想像に難くありませんでした。
が、まずは作品主人公であり、この作品を作り得たプロデューサーの岩佐寿弥氏に脱帽でした。
私の拙い表現力ではとても伝えられませんので、再放送があったらぜひご覧ください。
残念ながらそのDVDはハイビジョン放送を録画したもので、コピーはできませんでした。番組の元となった書簡集「あの夏、少年はいた」がでているようです。
※「心のビタミン」のコーナーで最初に紹介しようと思っていたのは別の映画でしたが感動のさせられ方とその鮮度からしてもやはり文句無しにこの作品とあいなりました。

